K-STAR

K-SMITHはオリジナルシルバージュエリーを中心にジャンルや素材にこだわらず
「 アリそうでない物創り 」 をモットーに1994年に誕生した、KUNIO TOMISAKAがデザイン、制作を手がけるブランドです。
シルバー製、富士山に懸かる雲をイメージしたArgentoFiordy(アージェントフィオルディ)。
ステンレス製、刀の鍔(つば)をイメージしたGuardy(ガーディ)に続き、3作目となる
ステンレス製、星型の時計 ☆K-STER☆(ケースター)
名前の由来は自身が乗るバイク 「Harley-Davidson Sportster」
で走っている時に「着けたい時計がない!」と思い、時計を着けずに走り続けて数ヶ月、好きなROCKを聴きながら・・・ ひたすら走り続け・・・
そんな時Baam!!ときたのが文字通り、星型の時計でした!!!
Sportster 「それはスポーツを楽しむ人」を意味する・・・
だから「a」ではなく「e」、そしてK-SMITHのK→K-STERと名づけました。 また日頃からバイクや車、音楽と何かとエナジーをくれているアメリカに対しThanks!! という想いも込められています。
K-STERという時計を身に着ける事を楽しんでいただき、また観る人がHappyになってくれたらという想いで製作いたしました。

★K-STER製作秘話★

”K-STER誕生のきっかけはバイクですが、完成までに様々な葛藤がありました”

僕は今まで売ろうと思って商品制作をしたことは無いですし、
ありそうでないもの作りを20年間続けてきましたが、

星型の時計という今まで目にしたことがない 前代未聞の時計を
生み出すということはとても勇気のいることでした。

前作のシルバー製のArgiento Fiordy(アージェントフィオルディー)、
ステンレス製のGuardy(ガーディー)の制作にあたっては
10回は心が折れ、何度も諦めかけましたが

なんとか乗り越えることができ、流行に左右されない、
今でも多くの方から愛され続けている時計になりました

あったらいいな、楽しいだろうなというのがまず根本で、
100人だったら1、2人 1000人だったら2、3人喜んで着けてくれる人がいるだろう!
という思いはずっと持っていましたが、

出来るかどうかではなく、作るかどうかにもっていく決心がつかずにいた時、
Argento Fiordy の制作に携わった会社の専務さんから
「次の構想はないんですか?」
と聞かれ、無いことは無いんです、と答えると
「サンプルだけでも作らせてもらえたら・・・」
この一言で決心をしました。
CADで図面は描いていたものの、K-STERは完全フルオリジナル!

星型で出来るかどうか、大まかな理想の形を送ったところ
工場を探す段階で数ヶ月かかり、10社中9社からガラスができないと断られています。

1社からは金型代だけで数百万円単位の金額がかかる事を聞かされましたが、
やはり今までどこも作ったことの無い時計ですので
お金を払ってもできない・・・という結果になり、
また振り出しに戻ってしまいました。

実は時計というのはパーツがいろいろあるのですが、
全て専門の工場で製作されていることが一般的で
時計の〝心臓″ としての役割を果たすムーブメント・ガラス・リューズ・ネジ・パッキン
文字盤・文字・機械を抑えるためのプラスチックバンド・バックル・針 等・・・
全て別々の専門工場で作られていることが多く、一つの会社がそれぞれの
組み込みをします。1つのパーツが出来ないということは、その時計は完成しないことを意味します。

ガラスができないことには時計は完成しませんし、 K-STER はパッキンも星型、
リューズはつけたくないというようなこだわりがありました。
1社だけケース、磨き、削り出しを含めて
出来るかも!!という会社があり、かすかな光が見えました。

色々な思いをカタチにする仕事をしていますが、モノを作る人間として、
良いと思った欲しいと思ったものを製作する事を一つのポリシーとしているので
〝出来るかもしれない″
という工場を見つけてしまった以上、ここでやらなければK-SMITH じゃない!
という思いで、膨大な時間をかけ、
発泡スチロールで何パターンものサイズの模型を作り、ステンレスのイメージを再現するためアルミホイルを巻いたりして・・・

お遊戯会の工作のようなものを目にした常連のお客様や友達は
苦笑だったりイマイチな反応でしたが、それでも僕は
いろんな人に楽しんでもらえるように、と
可愛すぎずハードすぎない完成形を目指して試行錯誤を重ねました。

切削機で星型に削り出した樹脂に実際にバンドを着けて何度も大きさを確かめながら
よし!と納得するまで微調整を繰り返し、
上手くいかないかもしれないという若干の不安もありましたが
時計工場に図面とデータを託して動き始めました。
去年の12月にサンプルのガラスとケースの試作品が出来上がり、
最初の一つ目を手にした時
「おっしゃー!」
とガッツポーズです。

僕の作った模型を見てきた人たちからは
「うわーすごい!!」ではなくて
「よくまとまったね」
「ぶっ飛んだ時計になると思ってたけど、こんなに良くなったんだね」
上品で、高級感のある洗練されたフォルムで
想像以上の出来でした。
スタッフも含めて、多くの方達のポップでハードな一部の人しか着けられないんじゃないかという予想が覆されたのです!
当初の発売予定日からだいぶ遅れてしまいましたが、
発売前には
「この前見せてもらった時計が忘れられなくて・・・」

「いつから買えるようになりますか?」
というようなお客様からの多くのお声を頂きました。
現在、意匠登録やデザイン特許も申請中です!!
発表前に起こったミラクルなお話もありますが、それはまた次回に。
新たな出会い、ストーリーがK-STER を通して起きたら良いな、
K-STER な人たちで広がっていったらな、と願っています!

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