唐草イーグルクロウチョーカー 製作時、まさかの○○裏話!?
post day: 2014/10/10
いつもありがとうございます。K-SMITH、店長兼職人兼デザイナー兼代表のTOMISAKAです。
本日は当店を代表するモチーフ イーグルクロウチョーカーの中から、
特に思い入れのある唐草のイーグルクロウチョーカー の誕生裏話について書かせていただきます。
通常は地金を叩いたり削ったり切り出したりする場合と、ワックスというロウの塊から削り出す方法があり、
最近では3DCADや3Dプリンター、光造形機などといったものもございますが、
僕自身は3つの方法をデザインに応じて製作しております。
唐草のイーグルクロウチョーカーはかれこれ16、7年前に北海道の自宅のアトリエにこもり、
一番初めのプレーンのタイプのイーグルクロウチョーカーに続き、ジュエリー用のワックスの塊から
何日もかけてデザインし、彫りだしました。
彫ったワックスを鋳造専門業者さんに委託して鋳造していただいているのですが、
僕の彫ったイーグルクロウチョーカーのワックスを見て、
これは失敗してはいけないと普段使わない機械を使っていただいたのですが、それがかえってが仇となり、
イーグルクロウが真っ二つに割れてしまうという大アクシデントが発生してしましましたT_T
最初の一個めの手彫りのワックス原型の鋳造が失敗したということは、もう一度ワックスの塊から一から
彫り直すということを意味します。
もちろんわざと失敗してしまったわけではないので怒るわけにもいかず、一ヶ月以上肩を
落として過ごし・・・一ヶ月前に自分の精魂込めて彫ったものを超えないと、
鋳造が失敗されたことが本当に無意味になってしまうので、気力をを充填させて再び
新たな気持ちで製作に挑みました。
K-SMITH を立ち上げて20年、彫金を始めてからは30年以上経っておりますが
鋳造での失敗は後にも先にもこの1度だけでした。
失敗して割れてしまった原型は探してみたのですが見つかりませんでした(^^;;
(どこかそこらへんにいるとは思いますが・・・)
しかし失敗されたおかげもあり、最初に作ったものを超えることができたと逆に感謝しています。
過去に何度となく東南アジアを中心にそのまま型をとられてコピーをされておりますが、
コピー防止の意味も込めて 一作目には無かった当店のK-SMITH というスペルが唐草模様の中に隠し彫りされています
どこに入っているかお分かりでしょうか?
しばらくイーグルクロウも新作を作っていないので、また作りたいなぁと企み中です!
最後までお読みいただきありがとうございました!
オリジナルシルバーアクセサリー ジュエリー
K-SMITH でした!