K-SMITH 新作フェザーバングル パート2 は打ち出し!!!
post day: 2016/05/17
K-SMITH打ち出しフェザーバングルが出来るまでの流れです!
数年前にも作ったハズの 〝ヤニ台″ がずっと使っていなかったのでので蒸発⁉︎してしまったのでもう一度ヤニ台作りから始めました。
松ヤニ、との粉、油少々を小さじ・・
ではなく^^; 適当に調合、硬さ確認しながら
溶かしていきます。
専門の既に混ざって固形で販売されているヤニもあるのですがコレは一般的に彫金用の金属板に彫りを入れたりする場合に板などを固定する為のものなので 〝打ち出し″には硬過ぎてしまい割れやすく地金も出にくいので柔らか過ぎず硬過ぎずに独自に作ります。
そしてヤニ台が完成したら表面を火で溶かし銀板を固定し熱過ぎず完全に冷えてしまう間の程よい硬さのうちに裏からタガネや金づちを使い叩いて打ち出していきます。
打ち出しは初めてやりましたので打ち出し用のタガネはないのですが必要な大きさをその場で製作しながらの作業です。(やぼうずやタガネ)
あとは叩くと銀が硬くなるので焼きなましと言って火をあてて熱し水で急冷して柔らかくしてヤニ台にセットして叩き・・を繰り返して形を整えて行きます。
実は今回ここまで作業を進めること数日・・
超単純、おバカな初歩的重大ミスに気づく事に・・
一瞬青ざめ体からチカラが抜けるほどの初歩的重大ミス‼︎生つばごっくん(T ^ T)
自分でアホかと思いました‼︎
そのミスとは・・・お気付きですか?
先端の矢じりとフェザーの間にビーズのイメージの半玉と後から石枠を付ける円形のベースがありますが デザインイメージは楕円形ではなく丸の石を付ける用にバランスを考えていたんですが・・・
この真っ平らな銀板を後にバングルにする為に楕円形に曲げるのですが、このままですと
矢じりと石枠、ビーズ、フェザー全ての距離が離れ、石も楕円のオーバル型になってしまい意図したイメージとは違ってしまいます(汗)
ですが物は気持ちで作るわたくしTOMISAKAはそんな時 〝降りる″のです‼︎
降りたアイデアは両サイドのビーズ、石枠を真鍮の板でそれぞれを一体でロー付け(溶接)し
更に曲がりやすいよう切り込みを入れて(切り込みを入れないとそこだけ曲がらず平らになってしまう)・・・
曲げつつ距離をのばさず・・
あとはいつものハンドパワーと気持ち⁉︎
で エイって感じで無事 丸のまま、距離も離れずに良い感じのバングルの楕円に曲げることが出来ました‼︎
そして無事にイメージ通りに完成させることか出来ました‼︎☆
今回の打ち出しフェザーバングルと同時に製作しました削り出しフェザーバングルの彫りは当店既存の繊細な彫りを意識して製作したイーグルフェザーの彫りとはやや違ってプラス〝味的な荒さ、土っぽさ″(特に打ち出しバングル)を意識して製作いたしました‼︎
でもやっぱり・・・
打ち出しバングルはこのままで良いですが
削り出しイーグルフェザーの方は繊細できれいな彫りもやってみたいなぁとも企んでますが
あんまりきれいに彫り過ぎると〝ヌメっと″して
腕にはめた時に気持ち悪くなってしまうとも思うこの頃でございます!
やはり鑑賞用ではないので身に着けて丁度良い感じがベストですね‼︎
この打ち出しフェザーバングルのデザインでリングも作るつもりでおりますのでまた出来たらご紹介させていただきますっ‼︎
オーダー等だいぶお待たせしているのでちょっと先になりますが・・・^ ^